この記事は「BESV PSA1(SVモーター/ スプロケット側ハブ軸の中心からモーターケーブルが出ているタイプ)のカセットスプロケット交換する際に必要な工具と交換方法」の記録になります。
HMIディスプレイが1世代目の大型のタイプ(2世代目は小型のタイプ)に搭載されていた仕様になります。
先述の通り、SVモーター仕様の場合はスプロケット側ハブ軸の中心からモーターケーブルが出ています。それに対し、スプロケットの着脱に使用する工具はガイドが付いていたり、そもそもモーターケーブルを通すことは想定していないため、ガイドが無くてもモーターケーブルを通せそうな穴が小さかったりします。
今回の主役は上図の「TL-LR10」という工具。スプロケット着脱用の工具の中でも1/2"の差込角に対応した「インパクトレンチ用」です。この差込角(12.7mm)の部分からモーターケーブルを通します。
スプロケット着脱工具を入れる前に、ハブキャップやハブナット、リンフ(ワッシャー)を取外しますが、モーターケーブル端子を誤って変形させないように注意。
後はモーターケーブルにスプロケット着脱工具を通してセットします。着脱作業自体は通常通り、スプロケットリムーバーをギアにあてがいながら取外します。
スプロケットの取付けも通常通りです。
スプロケットの交換とあわせて、チェーンも交換。
今回、上記の作業以外にケーブル類の交換も一緒に行いましたが、後ろのブレーキワイヤーの交換とシフトケーブルの交換の際は「コントローラー締付けカバー」と「バッテリー装着レール」を一時的に取外します。
劣化していたバッテリーも交換し、PSA1本来の調子を取り戻しました。オーナー様、この度はご利用ありがとうございました。
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