NESTO
TRAIZE XC
メーカー希望小売価格
税込み 192,500円
キャッチコピーは「レースで勝つための、本気のアルミクロスカントリーマシン。」
走破性の高い29インチホイール、車体重量は実測で 12.45kg(16" 付属品込み ペダル無し)と高い基本性能に、充実の機能でオフロード、オンロードどちらでも頼りになる一台です。
フレーム素材は軽くて丈夫な6061アルミニウム。常に高い負荷がかかるヘッドチューブは"スムースウェルディング(SmoothWelding)"と呼ばれる2回溶接を行う工法で処理し、仕上げのなめらかさ、高い剛性を両立しています。
また、ヘッドセットもテーパードタイプになっておりステム側は1-1/8規格に対し、路面からの強烈な荷重がかかるフロントフォーク側は1-1/2規格になっています。
フロントサスペンションフォークはSRサンツアーのRAIDON(レイドン)。エアスプリングになっているのでライダーの体重や走るフィールドに応じてSUG(サグ)の調整も可能。
XCモデルなので必要最低限の100mmトラベルですが、入力ロスの少なさを考えると扱いやすくなっており、
リモートコントロールにより、サスペンション機能をロックできるため、トレイルまでのアプローチへ続く上り坂も推進力のロスを最小限に抑えます。
マウンテンバイクを構成する部品の中でサスペンションはフレームに並ぶ、購入における判断材料の要。全く同じものではありませんが、同じRAIDONシリーズは、4万円台後半の価格。
エアスプリング、リモートコントロール、ハブのブースト規格(15×110mm)対応と、トレンドはしっかり抑えており、当面は不足なく使うことができる優秀な仕様となっています。
フロントホイールの脱着はクイックリリースタイプと同様ですが、リアホイールの脱着には付属の専用ハンドルを用います。ハンドルを取外せば、6mmのアーレンキーでも脱着が可能です。
カタログスペック上には記載がありませんでしたが、フロントフォークに取付け可能なコンパクトなフェンダーが付属しています。このフェンダーが、保護するのはヘッドセット。泥が跳ね上がり、ヘッドセットめがけて飛んでいき、侵入した泥(含まれている水分)がヘッドセットのベアリングを痛めてしまうというのは珍しくありません。
重要な部品のヘッドセットを小さいながらも、しっかり護る嬉しい配慮です。
タイヤはMAXXIS(マキシス)のIKON(アイコン)29"×2.2"を採用。
転がり抵抗が非常に軽い、XC向けの軽量チューブレスレディタイヤですが、こちらは1本あたり約1万円する代物。グレードアップのときに「こっちに買い換える」方のタイヤです。
トレイズXCはシマノ・マウンテンバイクコンポーネントのミドルグレード、DEORE(デオーレ)で統一されています。
コンポーネントは、同一グレードで本来の性能が最大限発揮できるように設計されていますが、価格に反映されやすいのが欠点。トレイズXCは企業努力により価格を抑えながら搭載させることに成功し、優秀なフレームの性能を引出すことに大きく貢献しています。
軽いタッチでスピードコントロールができる油圧式ディスクブレーキ。シマノはブレーキオイルにミネラルオイルを使用しており、ブレーキオイルの沸点こそDOTオイルより低いものの、DOTオイルの特徴でもある時間経過による劣化の影響で沸点が下がるのに比べ、ミネラルオイルは劣化の影響が少ないため使用状況にもよりますが、頻繁にブレーキオイル交換をしなくて済みます。
沸点が低いといっても日常使用ではまったく問題になりません。強力かつ、確実性の高い油圧式ディスクブレーキの恩恵を享受できます。
ドライブトレインの中心、自転車の顔ともいえるクランクセット。フロントギア32T仕様で、16"モデルの場合、クランク長は170mmになります。
リアスプロケットは10-51T。
リアディレイラーにはクラッチ(チェーンスタビライザー)が搭載されています。不整地を走ることで発生しやすいチェーンの暴れを軽減しチェーン外れを防ぐ、本格的にトレイルライドをする場合、今ではなくてはならない機能の一つです。
変速段数はフロントギア1Speed×リアスプロケット12speed。一見すると、変速段数が少なく使いにくいようにも思えますが、トレイルライドではチェーンが暴れて外れる等のトラブルへのリスクヘッジや、路面状況が目まぐるしく変わるのでシンプルなシフト操作のほうが大事だったりします。
つまり、トレイルライドの現実に即した実戦的なコンポーネントになっています。
ブレーキホース・シフトケーブルはフレーム内臓になっているので、泥の侵入や障害物によるケーブルへのダメージも最小限になりますが、将来的にフロントギアをダブル化して、フロントディレイラーを取付けた際でも、同じくケーブルを内蔵できるように設計されています。
また、クランクブラザース等から出ている、シートポスト径30.9mmのドロッパーシートポストに交換した際に、リモートコントロールケーブルも内蔵できるようになっています。
純正のシートポストも角度調整が無段階でしっかりできる、地味ながらも優秀な仕様。サドルの角度一つで体への負担が大きく変わってくるので、将来的にドロッパーシートポストへの交換前のつなぎとしても、最低限の仕事をキッチリこなしてそのまま使えます。
ボトルケージ台座はダウンチューブ、シートチューブの2箇所にあります。ダウンチューブ側は穴が3つあり、シートチューブ側に取付けたボトルケージやボトルとの干渉を防いだりできるよう、ダウンチューブ側の方は位置調整ができるようになっています。
この記事をまとめて、実際に試し乗りしてみて、個人的なトレイズXCへの印象は「削るところはしっかり削って、必要なモノには惜しみなく投資している。」古い言葉ですが、オッカムの剃刀(かみそり)のような、倹約の原則に沿った製品だと感じました。
そのままレースやサイクリングで活躍できる性能を持ち合わせつつ、さらなるグレードアップの際に想定されるプロセスを見越してアッセンブルされたパーツや規格など、NESTOチームによって考え抜かれて出来たハイスペック・マウンテンバイクです。
トレイズXCのカラーラインナップは以下の通りになります。
2022年9月時点で完売となりました。ありがとうございました。
次回の当店への入荷は未定となっております。
当店では店頭展示の自転車は当日お渡しできます。ただし、オプション部品の取付けやオプション部品の取寄せの場合は翌日以降のお渡しになる場合がございます。予めご了承ください。
当店では自転車をご購入された際に、不要になった古い自転車の処分も承っております。処分の際は当店までお持ちください。自転車の処分だけは行っておりません。予めご了承ください。
自転車を安全に、安心して乗り続けるためには定期的な点検と整備が不可欠です。
当店ではお買い上げいただいた自転車の点検を無料で承っております。イメージとしては健康診断のようなもので、定期的にチェックをすることで自転車の状態を把握できます。安全・安心して乗るために部品の交換等が必要な場合は点検終了後にご案内させていただいております。
自転車の故障は、走行中であれば危険も伴うほか、貴重な時間のロスも大きくなるので、愛車の定期的な点検と整備を受けてあげてください。
>> 点検のご案内 - 自転車ご購入後1年経過した方に向けて
自転車を長く安全・安心して使用していただく上で必要なお手入れの方法や、当店のメンテンス実績のご紹介になります。
当店では自転車賠償責任保険の条件を満たしたTSマーク付帯保険に加入することができます。新車ご購入時は防犯登録に加入された場合、そのまま加入できます。有効期間は1年間で、再加入にあたっては点検を受けて必要条件を満たす必要があります。
防犯登録の加入は自転車ご購入時、身分証明書等は不要です。また、お支払い方法は現金のみとなります。
先述の通り、トレイズXCにはエアスプリング式ののサスペンションフォークを搭載しています。その性能を引出すために欠かせないのが、ライダーの体重に合わせた平時におけるサスペンションの沈み込む量のSUG(サグ)の設定です。
サスペンションフォークの左肩部分になるダストキャップを外すと、
アメリカンバルブが出てきます。タイヤと同じようにサスペンション内の空気圧を調整して、ライダーの体重、使用用途に応じて適切に作動するようにします。
サスペンションフォークの空気圧を調整する場合は、サスペンションフォーク専用のポンプを使用します。
肝心な空気圧に関しては、タイヤのようにサスペンションフォーク本体に記載がないので、SRサンツアーのオーナーズマニュアルより適切なSUGの量を確認します。
RAIDONのストローク量は100mm。対して指定されているSUGは全ストローク量の15%から20%。ミリメートルに換算して15mmから24mm。
体重から換算する空気圧の値の公表値は、メーカーによってはありますが今回はなかったため、実際に体重をかけながら空気圧を微調整していきます。
SUGの測定をする際にインナーチューブにOリングが付属していると、どのくらい沈み込んだか分かりやすいのですが、ない場合でも結束バンドを取付けて代用することができます。結束バンドの位置をノギスで測定し、空気圧の微調整を行います。
先述の通り、トレイズXCのタイヤはMAXXIS(マキシス)の軽量チューブレスレディタイヤ・IKON(アイコン)29"×2.2"を採用をしています。
トレイズXCをチューブレス化するにあたり、すでに対応しているのは
・タイヤ
・リム
・リムテープ
なので、他に必要なものは
・チューブレスバルブ(必須)
・タイヤシーラント(必須)
・インジゲーター(推奨)
インジゲーターはシーラントを注入する際に便利な道具で、シーラントは定期的に足していく必要があるので持っていると手間が少なくなります。当店ではStan's No tube(スタンズ)とIRC TIREを中心にチューブレスタイヤ関連のグッズを取り揃えておりますので、チューブレス化の際は気軽にご相談ください。
>> 【店長日記】ネスト トレイズXC 納車までの小話 - このように組立てました -
以前にトレイズXCを納車させていただいた時の組立ての様子になります。
当店で取扱っているスポーツバイクのまとめです。
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