2024年11月23日(祝・土)に開催される第16回セオサイクル・セオサイクルフェスティバル、略して「セオフェス」。
※エントリー申込み期限は11月5日(火)までとなります。
セオフェスは「広々としたサーキットコースで走れるロードレース」と「豪華な試乗会・出展ブース」の2つが特徴です。
サーキットコースを舞台にした、スキルに合わせてエントリーできるロードレースと、バイク・アクセサリー問わず国内外の有名ブランドが一同に集まる「体験型サイクルショー」が人気で、昨年の大会も多くの方にご来場いただきました。
この記事では「レースに挑戦してみたいんだけど、どんな雰囲気なのか?」と、昨年の試乗会と出展ブースの様子をご紹介させていただきます。
・セオフェスの舞台は広々とした「袖ケ浦フォレスト・レースウェイ」
・バイク試乗
・ピナレロ ドグマ F、ドグマ F9、ドグマ F5(カワシマサイクルサプライ)
・BESV AI搭載のスマートe-bike・SMALO(BESV JAPAN)
・BMC KAIUS01 THREE(フタバ)
・ニューモデルの「ラレー RFCD 」(新家工業)
・ビアンキ 新型「SPECIALISSIMA」「OLTRE」シリーズ(サイクルヨーロッパジャパン)
・ホイール試乗
・SRAMコンポーネントやZIPPホイールの展示・試乗(メニーズ)
・DT Swiss ERC1100 ダイカット ホイール(マルイ)
・MAVIC ホイール 「ハイエンド」から「エントリー」ディスクブレーキ・リムブレーキ 両方とも試乗できます(マヴィックジャパン)
・ウェア
・UVEX 新作ヘルメット(ウベックススポーツジャパン)
・R×L 2023年秋・2024年春の新作(武田レッグウェアー)
・SMITH 新作ヘルメット( エス・エム・ジェイ)
・WAKO'S 無料洗車レクチャーサービス(和光ケミカル)
・セオフェスの舞台は広々とした「袖ケ浦フォレスト・レースウェイ」
セオフェスの舞台は千葉県袖ケ浦市にある袖ケ浦フォレスト・レースウェイ。コース全長2436mという長さですが、2000mという長さをノンストップでペダルを漕ぎ続けるだけでも非日常感が楽しめます。
そして、この広々としたサーキットコースを走れるセオフェスは「自転車レースが初めての方にオススメ」のイベントです。
自転車レースのコースは公道や公園・施設内を制限して使用している場合が多く、普段は自転車で走れないようなところを走ったり、沿道からの声援を頂いたりと各大会で特色と魅力があるのですが、サーキットコースの場合は道幅が広く路面のコンディションも素晴らしいため「初めてのレース、マイペースで完走を目指すのに走りやすい」です。
レースを完走すれば走行タイムや順位などのリザルト(結果)も記録されるので、次のイベントに出場するためのモチベーションにもなります。ぜひ参加してみてください。
・PINARELLO DOGMA F / DOGMA F9 / DOGMA F5 の試乗
>> RIOGRANDE Fシリーズ スペック・ジオメトリー等
イタリアの名門・ピナレロを取扱う「カワシマサイクルサプライ」からはDOGMA(ドグマ)シリーズの試乗車をご用意していただきました。
ピナレロ伝統の「オールラウンド・パフォーマンス」で、あらゆる地形に対応できるように設計されており、登りでも高速の下りでも快適に走ることが可能です。DOGMA Fと同様のコンペティションジオメトリーを採用し、レースを視野に入れたサイクリストにお勧めできるシリーズになります。
セオフェス当日はDOGMA F/53, F9/51.5, F5/50, F5/53の試乗車をお持ち込み頂き、朝から多くの方に試乗していただいたと仰っていました。
・AI搭載のスマートe-Bike SMALOの試乗
当店でも取扱いがある、今回のセオフェスから参加して頂くことになったBESV(ベスビー)からは、最新のスマートe-bike・SMALO(スマーロ)をセオフェス試乗会にご用意いただけました。SMALOの特徴は下記の通りになります。
①AIドライビングシステムによる自動アシスト出力調整と、自動変速
②スマホによるe-Lockの遠隔解錠
③専用APPでのセルフエラー診断、ファームウェア更新、変速調整
④GPSによる位置情報確認と、盗難防止アラート機能
など、AI×IoTによる未来のe-Bikeの新しい進化のカタチを表現しています。
他にもベルトドライブや標準装備のキックスタンドやフェンダーなど街乗りに必要な機能は完備。28インチモデルのLX2はラグジュアリーなコミューターバイクとして注目を集めていました。
SMALOは先述のLX2以外にも、BESVのPS1/PSA1をベースにしたPX2もラインナップ。ロードバイクだけではなく、最新のe-bikeも広い試乗コースで体験できるのもセオフェスの特徴です。
・BMC KAIUS01 THREEの試乗
BMCを取扱う「フタバ」ブースではグラベルロードのKAIUS01をご用意していただきました。舗装路でもロードバイク並みに走るのが特徴で、昨年はフレームセットだけだったモデルも完成車になって、こちらも試乗できました。
【KAIUS01の特徴】
KAIUS01はBMCが誇るTeammachineのテクノロジーをグラベルレースロードバイク用にブラッシュアップ&調整されています。やわらかい砂利道でも、パワーロスせずに適正なトラクションを発揮します。クライムやスプリント性能、飛び石等の衝撃にも負けない強度を兼ね備えたハイパフォーマンスなグラベルレーシングバイクで、Teammachine SLR01よりもリーチを長くし安定性と緩い路面でのトラクションが向上しており、同じサイズのSLR01からの重量増もごくわずかに抑えられています。どんな路面でもスムーズにより速く駆け抜けることが出来るバイクとなっています。
・2024 New Model「RALEIGH RFCD」の試乗
RALEIGHやARAYAを取扱う「新家工業」ブースでは、今回のセオフェスが試乗イベント初登場のバイクをご用意していただきました。
RALEIGHでは人気の高い「RFC」が油圧式ディスクブレーキモデルになって登場。RFCの特徴「クロモリメッキフォーク」をはじめ、フェンダーやキャリアを取付けできるダボ穴も完備しています。
ARAYAブランドでは今回初出展の「CXC」試乗もできました。バイクパッキング仕様になっているので、ツーリングバイクを試してみたい方も楽しめます。
・ SPECIALISSIMA RC 試乗
ビアンキを取扱う「サイクルヨーロッパジャパン」からは、日本に入ってきたばかりの「スペシャリッシマ」がセオフェス公式X上でも注目を集めていました。試乗車としてご用意していただいた「スペシャリッシマ」「オルトレ」シリーズの特徴は下記の通りになります。
2023年9月に発表された最新モデル。登り坂で最大限のパフォーマンスを発揮し、山岳以外でも最適な効率を求めるワールドツアー選手からの厳しい要求に応えるために設計されました。軽量でエアロダイナミクスに最適化されたフレームとコンポーネントは、登りの前後の平坦路とテクニカルな下り坂でも優れたパフォーマンスを発揮します。
SPECIALISSIMA RC 試乗車サイズ「55」
・ SPECIALISSIMA PRO 試乗
2023年9月に発表された最新モデル。スピードへ情熱を燃やすハイレベルなライダーのために設計され、登りでも下りでも自分の限界を超えたいという願いをかなえるためのバイク。RC と同じエアロダイナミクスを追求したコックピットに、ビアンキ独自の振動除去テクノロジーであるカウンターヴェイルを搭載。
SPECIALISSIMA PRO 試乗車サイズ「55」
・ SPECIALISSIMA COMP 試乗
2023年9月に発表された最新モデル。次世代オールラウンダーの性能を体験し、将来的にコンポーネントをアップグレードするオプションが欲しい人のためのモデル。Specialissima Comp はトップモデル RC のインテグレーテッドハンドルバーに対応しています。
SPECIALISSIMA COMP 試乗車サイズ「53」
・ OLTRE RC 試乗
ビアンキ初のエアロハイパーバイク。ハイモジュラスカーボンファイバー、REPARTO CORSE最上級コンポーネントを搭載。プロライダーを意識して一切の妥協なく作られた競技用エアロマシン。
OLTRE RC 試乗車サイズ「47」「50」「55」
・ OLTRE PRO 試乗
ハイモジュラスカーボンファイバーを使用し、ビアンキカウンターヴェイル「振動除去システム」を搭載。空力性能はそのままに、より遠くまで快適に。常に先頭を走ることを目指す貪欲なライダーのための設計。
OLTRE PRO 試乗車サイズ「50」「53」「55」
・ OLTRE COMP 試乗
高強度カーボンファイバーを使用し、パフォーマンスとコストを両立。スピードとオープンロードのシンプルさを求める上級ライダー向け。
OLTRE PRO 試乗車サイズ「47」「50」
ZIPPのホイールの試乗(全てTubeless Discとなります)
ZIPPやSRAMを取扱う「メニーズ」ブースではZIPPの超高級ホイールの試乗、SRAM・e-tapも実際に操作できました。ZIPPホイールの試乗ラインナップは下記の通りです。
>> Many's【公式】ZIPP 404Firecrest
>> Many's【公式】ZIPP 303Firecrest
・DT Swiss ERC1100 ダイカット ホイール 試乗
DTSWISSやTOPEAKを取扱う「マルイ」ブースではオススメのDTSWISSのERC1100ダイカットホイール、ARCシリーズ、リムブレーキ仕様ホイールの試乗と、「マルイ」のSNSフォローで素敵なノベルティグッズのプレゼントをご用意していただきました。
【ERC1100ダイカット】
https://www.dtswiss.com/ja/wheels/wheels-road/endurance/erc-1100-dicut
以下はERC1100ダイカットホイールの特徴です。
ERC1100ダイカット ホイールは、レースやグランフォンドからシクロクロスまで幅広い用途に使えるカーボンリムホイールです。
リム内幅22㎜、リムハイトは35㎜と45㎜の2種類があり、35㎜は前後セット重量1398gの軽さを活かした獲得標高の多いライディングに、45㎜は速度域が高目の走行シーンに最適なホイールです。
開発には空力のスペシャスト・スイスサイドと協業し、直進時の空気抵抗だけでなく、横風区間での安定したハンドリングをも両立しています。
ハブはDTSWISSが誇る面接触フリー機構「スターラチェット」の上位モデルに採用される「ラチェットEXP」仕様、スポークは究極の空力性能を目指したブレード部の厚さ0.7㎜のエアロライトⅡと0.9㎜のエアロコンプⅡなど、最上位モデルにつけられる”1100”グレードに相応しいスペックのホイールです。
試乗ホイールには、マキシスの最上位モデル ハイロードをチューブレスレディ仕様で用意していますので、より路面抵抗が少なく、且つ乗り心地の良いフィーリングが、ホイール全体の印象を良くしてくれます。
試乗はご来場者の皆さまの自転車にカセットスプロケット、ディスクローターを移植してお乗りいただけますので、普段ご使用のホイールとの違いを、よりしっかりと体感いただけます。
・MAVICを代表するロードバイク用ホイールの乗り比べ
「マヴィックジャパン」からはMAVICが誇るテクノロジーを搭載したCOSMIC、KSYRIUMシリーズの試乗ホイールをご用意していただけました。試乗できるホイールは下記の通りでした。
カーボンDISCモデル:COMSIC SLR 45 / COSMIC SL 45 / COSMIC SLR 32 / COSMIC SL32
アルミDISCモデル:KSYRIUM SL DISC / KSYRIUM S DISC
カーボンRIMモデル:COMSIC SLR 40
アルミRIMモデル:KSYRIUM SL / KYSRIUM S
注目なのは昨今各社ラインナップから消えているRIMブレーキモデルもMAVICなら「ハイエンド」から「エントリー」までラインナップしてある点で、セオフェス2023で試乗できました。
また、当日の試乗特典で先着にて「MAVICボトル」をプレゼント。
MAVICホイールを広々としたサーキットコースで試乗できるのも、セオフェスの特徴です。
・UCIワールドチームも使っているプロモデル「UVEX RISE PRO MIPS」
ドイツに本拠を置く世界的なプロテクションギア及びアイウェアブランド・UVEXからはUCIワールドチームが使用する「RISE PRO MIPS」をご用意していただきました。
UCIワールドチームのアンテルマルシェ・サーカス・ワンティ(Intermarche-Circus-Wanty)がツール・ド・フランス2023から使用したヘルメットで、近年の安全性の高いヘルメットのスタンダードとなっているMIPS(ミップス)を搭載した平均重量270gの高機能ヘルメットです。
・高機能ソックスブランド「R×L」の2023年秋・2024年春の新作
1982年創業の老舗靴下製造メーカー・武田レッグウェアーが、1998年に自社ブランドとして立ち上げたのがR×L(アールエル)。
ランニング用・フットボール用など競技ごとに専用設計された高機能ソックスは多くのアスリートを足元から支えており、バイク(自転車)用は2009年にスタートしました。セオフェス2023では「寒さ対策に特化したソックス」「ヒルクライマーに人気のソックス」「足元を常にドライにする吸放湿性の高いソックス」を持ってきてくれました。
・BIKE WINTER 02(寒さ対策に特化したソックス)
寒さ対策とペダリングを両立したバイク専用ソックスで、2022年に発売した「BIKE WINTER」の後継モデル。メリノウールを使用し保温性抜群で冬のライドにオススメです。
ベースであるメリノウールの素材を変更し、洗濯後の毛玉の発生を抑制しました。ペダリングのしやすさはR×L超立体製法ならではの着用感です。カラーは1色展開で、2023年11月発売となりました。
・310R(ヒルクライマーに人気のソックス)
ヒルクライマー人気No.1の300Rの後継モデルで、環境にやさしいリサイクルポリエステルを使用。300Rよりも丈を長く、生地もより薄くし、
素足感覚でダイレクト感のあるペダリングを可能にしました。トップ選手からの意見を集約し適材適所に滑り止めを配置しています。
カラーは9色展開、2023年3月発売予定です。
・552 WILD PAPER BIKE GRIP(足元を常にドライにする吸放湿性の高いソックス)
超DRY・高耐久の"和紙糸"ソックス「WILD PAPER」に滑り止めを搭載したバイク専用モデルが登場。R×L独自の高強度の「和紙糸」を使用し、高い吸放湿性を実現しました。常にDRYなペダリングが可能です。
カラーは3色展開、2024年4月発売予定です。
ソックスは運動中の快適性や運動後の疲労の具合に大きく影響する重要なウェアの一つ。パフォーマンスに悩みがある方も「ソックスのプロフェッショナル」に相談して、自分にあった最適なソックス選びの参考にセオフェスはできます。
・SMITH BIKE HELMET「TRIAD」
SMITHの注目アイテムはMIPS(ミップス)とKOROYD(コロイド)という2つのテクノロジーを採用した「TRAID」と、セオフェス当日にご紹介頂いたのがアイウェア。
もともとはランニング向けに開発されたモデルですが、視界の広さとかけ心地の良さでロードレーサーに人気が出ています。ご来場頂いていたプロBMXレーサーの菊池雄(@YouBmx044)選手もオススメです。
>> 【公式】SMITH JAPAN BIKE HELMET
TRAIDに搭載されている「MIPS」とは日本語で「多方向衝撃保護システム」ともいい、衝突のような一方向の衝撃だけではなく回転の加わった斜めからの衝撃(回転衝撃)にも対応しています。自転車における転倒は体が自転車から放り出されるようなケースが多く、回転衝撃への対応は安全性を高める一因となっています。
SMITHのヘルメットはMIPSに加えkoroyd(コロイド)という新素材を組合せているのが特徴。koroydは2010年に航空宇宙の安全研究から開発されハニカム構造になっており軽くて通気性が高く、多くのエネルギーを吸収します。
以前にご縁がありkoroydのカットモデルを見せていただきましたが、衝撃吸収のイメージとしてはサスペンションに近いようです。
上の図のようにMIPとkoroyd、さらにEPSフォームを組合せています。「TRAID」は従来モデルから改良を重ね、被り心地と安全性を向上させた新モデル。中でも「Yellow Viz」カラーはリフレクター付で夜間でも安心して使えます。
・無料洗車レクチャーサービス
スポーツバイクの性能維持の要点といえる「洗車」について、潤滑油のコンサルタント・WAKO'Sの提唱する方法を教えてくれる「無料洗車レクチャーサービス」もセオフェス当日に行っていただきました。
セオサイクル/バイシクルセオの一部の店舗でも同様の内容を「ワコーズ講習会」という形で不定期開催していますが毎回好評を頂いております。
・「そのまま」はもちろん「ミックス」しても最高のパフォーマンスを発揮する、チェーンルブリキッドシリーズ
WAKO'Sのオススメ「チェーンルブリキッド」シリーズは、ライダー走り方、好み、フィールドに合わせてチョイスすることができます。さらに「スピード」と「パワー」は混ぜてさらに細かくセッティングが可能なオイルとなっています。
洗車・注油の気になる点を直接メーカーさんに聞くことができます。
今年の開催に向かって、現在準備を進めています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
画像の引用元:セオフェス「ギャラリー」