今回は「スキマ時間」で行ってきたe-bikeによる湘南サイクリングの様子をご紹介させていただきます。
スポーツバイク特有の高い走行性能に、その速度域やペダル回転数に合わせて調整されたアシスト性能。重量は少し重たいものの、それを補って余りあるパワーでサイクリングの新たな楽しみを体験できるe-bike。
キャンプツーリングなどで荷物を載せる自転車旅でもその恩恵は受けられそうですが、航続距離や充電、輪行など従来の自転車旅とは別の気になる点もあります。
「実際にe-bikeを自転車旅で使ってみたらどうなるのか?」
正直なところ、そう思っていたので
当店の体験試乗車、グラベルロードタイプのJG1で実際に自転車旅をやってみたいと思います。
YouTubeでは今まで自転車旅をしたところの自己紹介を投稿させていただきましたが、現在でも休暇を使って細切れ日本一周を目指しています。その細切れ日本一周と相模原周辺のサイクリングをこのJG1でやってみたいと思います。
#besvjg1旅日記
#ebikeで出来る新しい自転車旅
実際にやってみて、多くの失敗とたまに成功した部分を情報発信しています。
5月某日、愛車の法定点検をしたところ、修理すべき箇所が見つかりました。部品を取寄せしてからの交換で、作業に要する時間は約4時間程とあらかじめ教えていただいたので、翌週のお昼ごろに予約してお預けし、その約4時間を使って近隣をサイクリングすることにしました。
出発地点が藤沢なので、そのまま鎌倉方面や、茅ヶ崎方面に走る選択肢もありましたが、今回は大船から江ノ島までをつなぐ「湘南モノレール(江ノ島線)」下の道をサイクリングしてみることにしました。
湘南モノレールの始発駅・大船にせっかく来たので「大船観音」を参拝することにしました。
藤沢方面に通勤・通学する東海道線ユーザーであれば、車窓から毎日のように見える大船観音。全国には車窓から巨大像が見えるスポットが何箇所か存在しますが、視線もこちらを見ているようにみえるのが印象的です。
参道の正門付近に有料駐輪場があるので、自転車をとめてから山門まで上ります。勾配があるので歩きやすいシューズが推奨ですが、山門までの距離はそれほどありません。
山門をくぐって順路に沿って歩くと石段がありますが、上り始める前から観音様のお顔が拝見できます。
石段を上り終えると、観音様の御前に到着。観音様もそうですが、お供えの蓮や菊、周りのきれいに刈られた芝生など、細かいところまでお手入れされているのが印象的でした。
観音様は上半身のみになっていて、胎内にも入ることができます。
観音様の近くから見た大船駅周辺。東海道線に乗車しているとき、観音様はよく見えますが、ここからだと湘南モノレールやバスも一望できます。
大船観音寺の参拝を終えて、次は「湘南モノレール」の始発駅から終着駅までを並走するサイクリング。
湘南モノレール下の道は「大船西鎌倉線 」と呼ばれています。
湘南モノレールは近隣にお住いの方の「地域の足」以外にも、かつては懸垂式(サフェージュ式)モノレールのプロモーション路線という一面があり、丘陵地帯を縫うように、京浜急行の私道だったところに敷設されています。
この京浜急行の私道、以前は「自動車専用道路」でした。なので今回のサイクリングでは”元”有料道路を走ることにもなります。
かつて懸垂式モノレールのプロモーション路線だったこともあり、開発・保守・技術力の高さを象徴するような場所がいくつかあります。例えば大船駅周辺では、鉄道だったら大変だろうと思われるカーブだらけの区間や、
横須賀線との跨線橋の、さらに頭上をモノレールが通るので、地上からの高さがすごい事になっている「小袋谷跨線橋」。
湘南深沢駅を過ぎた辺りからの急勾配など、変化が目まぐるしく「ジェットコースター」と称されるのも納得です。
路線は単線となっており、主要駅で反対側からの車両とのすれ違いをします。湘南深沢駅近くに車両基地があります。
懸垂式なので、基本的に頭上をモノレールが走っていますが、片瀬山駅の近くでは道路の方が高くなるので、目線の位置でモノレールを見ることができます。
サイクリングとしての大船西鎌倉線は、車両が近づくと「ゴォォォォ」という迫力のある音や、電動アシストがパワーモードに切替わるほどの急勾配など、10kmにも満たないながら様々な面を楽しめます。
片瀬山からは相模湾を一望でき、ここから下りのワインディングロードを抜ければ、片瀬江ノ島に到着です。
ワインディングロードを抜けると終着駅・湘南江の島駅の下をくぐって国道467号線に合流します。
この付近では、江ノ電の路面区間(併用軌道)が見られます。
路面区間を越えると、国道134号線に合流し、江ノ島が見えて到着です。大学時代は近かったこともあり、この辺りはよくサイクリングしていました。
気持ちが良いので、つい外で食事をしたくなりますが、トビが常に狙っているので要注意。鋭い爪による一撃を受けたことがありますが、かなり痛いです。
バッテリーをかなり消耗したので、帰りは国道467号線で。藤沢駅までのこの道は基本平坦なので、バッテリー残量が少なくても安心。
東海道線で輪行して、江ノ島までのアプローチであれば、
大船駅出発の大船西鎌倉線経由なら、起伏と変化に富んだコースで、
藤沢駅出発の国道467号線経由なら、平坦なコースでラクに行けます。
その後、所用を済ませたところで修理完了の連絡を受け、ディーラーに戻りました。
点検を通じて発見した修理すべき箇所があれば、早めに手を打った方が時間コストも金銭コストも抑えられるのは、仕事柄よく分かるので良かったです。
ディーラーの皆様、ありがとうございました。
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