MARIN BIKES
FOUR CORNERS(MY2023)
メーカー希望小売価格
税込み 145,200円
からだへの負担を軽減するドロップハンドルや安定感のある太めのタイヤ、前後キャリア・フルフェンダー装着可能に加え「バイクパッキングを念頭に置いた設計」により、自分にあった自転車旅のスタイルにカスタムできるクロモリフレーム採用のグラベルロード。車体重量は13kgです。
・【アップチャージ】BB フェイスカット(フェーシング)(New)
フォーコーナーズのフレームは鉄の一種であるクロモリ鋼で出来ています。現在、フレーム素材の主流になっているアルミと比較すると比重が大きく重くなりやすいですが、鉄ならではの丈夫さと乗り心地のよさが特徴。積載量が多く、フレームに負担がかかりやすいランドナー等のツーリングバイクでは根強い人気があります。
そして、グラベルロードを「自転車旅」の相棒として使用する際に確認した方がよいのが「拡張性の高さ」。
フォーコーナーズはキャリアやフェンダーを装着するのに必要な「ダボ穴」を完備しており、前後キャリア・フルフェンダーが同時装着が可能で、グラベルロード特有のフロントフォークにもダボ穴があるためケージを装着すればフロントキャリアを装備しなくてもある程度の荷物を積載できます。
上記の「拡張性の高さ」だけでも自転車旅用のバイクとしては十分に優れていますが「これは上手い。」と思ったのがダウンチューブ側のケージ台座が2つある点。
通常は真ん中あたりに1つ付いていますが、フォーコーナーズは上下離れたところに2つ付いています。2つ同時に使用してもよいですがバイクパッキングでフレームバッグを使用する際に本領発揮します。
フレームバッグはリペアツール一式なども収納できる便利なバッグですが、先述のケージ台座に取付けたボトルケージと干渉しやすいという弱点があります。積載能力を高めるアイテムを追加したのに、ボトルケージに収納していたドリンクを飲むためのボトルや輪行袋等の設置場所を新たに考える必要が出てきますが、
ここで「上下離れたところにあるケージ台座」のおかげで、フレームバッグのあるところから離れるので干渉せずにボトルケージが使用可能になります。
フレームバッグや従来のコーナーバッグなど様々なアイテムがありますが、フォーコーナーズは柔軟に対応できる懐の広さが特長です。
フレームバッグを収めるフレーム内側の空間はMサイズでの実測で全長53cm×高さ7.5cmでした。フレームバッグ選びの際の参考になれば幸いです。
3つのポジションを活用することで、からだへの負担を軽減できるドロップハンドル。形状はグラベルロードで主流になりつつある下の部分が外側に広がっているタイプではなく、どちらかというと一般的なロードバイクで採用されているスタンダードな形状になっています。
ハンドル幅は芯-芯で420mm。ブレーキ/シフトレバーはシマノ・SORA(ソラ)のSTIレバーを採用しているので、手元での変速操作が軽くて簡単です。
コンポーネントは後ろのギアがシマノ・SORA 11-34T 9Speed、フロントギアは今ではちょっと珍しいロード用トリプルギア 50-39-30Tの組合せ。フォーコーナーズは日本向け仕様ではなく、海外で一般的に販売されているモデルなので海外のトレッキングバイクでは定番のフロントトリプル仕様になっているのでは…と思います。
軽装であればフロント50Tを使用し、荷物を積載してゆったりペースで走る場合はフロント39Tを中心の使用になってくると思われます(以前の私のツーリングバイクも同様の仕様で同じような使い方をしていました)。
ブレーキはTEKTRO(テクトロ)の高級グレード・TRP(Tektro Racing Products)の機械式ディスクブレーキ・ Spyre-Cを採用。このタイプのブレーキには珍しくブレーキパッドが両側からディスクローターを挟み込む対向ピストンになっているため制動力が高く、偏摩耗も少なくなります。
ブレーキをかける方法が、一般的な自転車と同じくワイヤーで制御しているので消耗した際にかかる交換コストが低いほか、電車などの公共交通機関に載せる際の輪行でも、油圧式ディスクブレーキよりパッドがくっつくリスクが少ない点もポイント。
ディスクブレーキパッドは他のブレーキと異なり共通部品ではありませんが、Spyre-Cは多く流通しているディスクブレーキパッドと互換性もあるため入手も比較的容易というのも嬉しい点です。
走りを支えるタイヤには700×42Cサイズのセミブロックパターンのものを採用。舗装路中心でも、場所によっては路肩に溜まった砂や枯れ葉、路面が少し崩れてしまっていることも、長い距離を走ることの多い自転車旅では珍しくないため、安心感のあるタイヤともいえます。
リムの幅は実測で約31mmぐらいでしたので、オンロード中心で転がり抵抗を少なくさせるためにタイヤを細くする場合は700×35C辺りまででしょうか。
グラベルロードとしてはもちろん、長距離ツーリングの相棒としてもオススメです。
自転車を安全に、安心して乗り続けるためには定期的な点検と整備が不可欠です。
当店ではお買い上げいただいた自転車の点検を無料で承っております。イメージとしては健康診断のようなもので、定期的にチェックをすることで自転車の状態を把握できます。安全・安心して乗るために部品の交換等が必要な場合は点検終了後にご案内させていただいております。
自転車の故障は、走行中であれば危険も伴うほか、貴重な時間のロスも大きくなるので、愛車の定期的な点検と整備を受けてあげてください。
>> 点検のご案内 - 自転車ご購入後1年経過した方に向けて
自転車を長く安全・安心して使用していただく上で必要なお手入れの方法や、当店のメンテンス実績のご紹介になります。
当店では自転車賠償責任保険の条件を満たしたTSマーク付帯保険に加入することができます。新車ご購入時は防犯登録に加入された場合、そのまま加入できます。有効期間は1年間で、再加入にあたっては点検を受けて必要条件を満たす必要があります。
防犯登録の加入は自転車ご購入時、身分証明書等は不要です。また、お支払い方法は現金のみとなります。
オーナー様よりご指名でOnebyESU(ワンバイエス)・ミドルフェンダーの取寄せ及び取付けのオーダーを承り、装着させていただきました。
商品名の「ミドルフェンダー」の通り、完全にタイヤを覆い隠せずに雨水が跳ね上がってくる部分をピンポイントで避けてくれるもので、取付けもスライド式ブラケットとステー用のダボ穴があれば装着可能で汎用性の高さが特徴。
タイヤの幅に合わせて「S」「M」「L」から選ぶことができます。フォーコーナーズに初期装備されているタイヤは700×42Cなので、35Cから42Cまで対応する「L」をチョイス。
ミドルフェンダーの装着・使用時の注意点が2つあります。
1. タイヤの種類によってはブラケットに加工が必要
2. 取付け方法の性質上、少し動きます
【1について】
フォーコーナーズのタイヤは「セミブロックタイプ」ですが、ブラケットをそのまま装着するとタイヤとフェンダーの位置が近すぎるため干渉します。そこで、ブラケットをヤスリで削ってフェンダーの位置をタイヤに当たらない位置までずらしました。
【2について】
特にリア側の話になりますが、ミドルフェンダーの装着方法自体は「フルフェンダー」に近いのですが、フルフェンダーは3箇所の固定に対しミドルフェンダーは2箇所の固定になります。
これにより取付けできる範囲が広がり、高い汎用性を実現しているのですが、ブラケットとフェンダー部分は引っ掛かっているだけなので、手で押すとずれます。
走行中にずれるということは少ないのですが、パンク修理の際や輪行時のタイミングでずれる可能性もあるので、使用する場合は気に留めておいた方が良さそうです。
ミドルフェンダーは装着すると収まりが良いのも魅力です。スマートなフェンダーをお探しの方はぜひ候補に入れてみてください
別のオーナー様よりSサイズのサテンブラックのオーダーを承り、納車させていただきました。
フォーコーナーズはフレームサイズによってタイヤ・ホイールサイズが変わります。特徴でご紹介させていただいたMサイズは「700C」ですが、Sサイズの場合はマウンテンバイクで多く採用されている「650b」になります。
タイヤはSサイズの場合、650b×40C(フレンチ)になります。インチで表すと「27.5×1.5」ETRTO(エトルト)で表記すると「40-584」になるので、リペア用のチューブはインチの「27.5×1.5」に対応しているバルブ長が50mm近いもの、オンロードやツーリングへのカスタムであれば、シュワルベのマラソン(27.5×1.65等)あたりがオススメです。
タイヤ・ホイールサイズ以上に注視しないといけないのが「フレームバッグを取付けるスペース」。
Mサイズの場合、幅(トップチューブ)が53cmに対しSサイズは48cm、高さは7cm程になります。
先述の「ダウンチューブ側のボトルケージ台座が2つある」のは、Mサイズのみの特徴でSサイズにはありませんが、ダウンチューブの裏側にはボトルケージ台座があるので、輪行袋やツールケースの収納に活かすことができます。
>> 【BESV JG1旅日記】#2 カスタマイズ - 当店の体験試乗車を自転車旅仕様にカスタムしていきます -
自転車旅のスタイルの把握や必要なモノを絞り込むために、最初は敢えて不便な状態で乗ってみるのも一つの方法です。当店の体験試乗車・eグラベルロードのBESV・JG1を「自転車旅仕様」に少しずつカスタムしていますが、上記の方法で行っています。
カスタムの優先順位やゴールの把握、実際にアクセサリが装着できるのかも確認しやすいため、何から手をつけるべきか悩んだ場合の方法の一つとしてオススメです。
別のオーナー様より「納車の際にボトムブラケット(BB)のフェイスカットを一緒にお願いします。」と追加オーダーを承り、施工させていただきました。
当店のBBフェイスカットで使用している工具はパークツール・BFS-1になります。
BBフェイスカット(またはフェーシング)はBBシェルの端面の「平行出し作業」になります。多くのブランドのフレーム及び自転車はメーカー基準に沿って製作・組立てられているので基本的には必要ありません(メーカー品質保証の対象外になることもあります)。
BBシェルの端面とネジ山が均一な状態であれば、BBの取付けも垂直に近い状態でできるのでフレームやBBの本来の性能を引出す効果が期待できます。先述の通り、基本的にはメーカー基準に沿った組立てに既になっているので積極的に行う必要のない作業ではありますが、ご興味のある方はぜひご相談ください。
また、フレームに直接加工する作業の性質上、当面は「当店で取扱いのあるスポーツバイクブランド」に限定させていただきます。また、当店でフェイスカットできるのは「JIS(1.370×24)」のみで、イタリアンサイズのBBネジは出来かねます。予めご了承ください。
当店で取扱っているスポーツバイクのまとめです。
フォーコーナーズを通勤・通学・街乗りで使う場合は、スポーツバイク用空気入れ・ライト・ワイヤーロック・ディレイラーガード・チェーンオイルを一緒に揃えるのがオススメです。
自転車旅に必要なバッグやキャリアなどのまとめです。
>> 【まとめ】スマートフォンホルダー・サイクルコンピューター特集
Homepage:http://seocycle-sagamihara.venus.bindcloud.jp/index.html
instagram: www.instagram.com/seo.sagamiharachuo/