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2024年9月8日

【特別講習】TB1e 自転車旅仕様カスタム - 旅先でのメンテナンス方法・出発前の準備方法 -

相模原中央店

 

この記事は当店でTB1eを「自転車旅仕様」にカスタムさせていただき、納車させていただいたオーナー様へのサポートの一環で行った「特別講習」の記録になります。通常のTB1eの仕様とは大きく異なりますので、予めご承知おきください。

 

 

なお、特別講習は「専用メンテナンスマニュアル」に沿って行い、本記事の内容は記載のなかった部分を補足する「忘備録」としての意味合いがあります。

 

【目次】

 1. タイヤ・ホイールの着脱方法 

  ・前輪側

  ・後輪側

 2. 荷物の積み方(バランスの取り方)

 

【あわせて読みたい】

>> 【納車紹介】TB1e 自転車旅仕様カスタム

 

>> TB1e「自転車旅仕様カスタム」による北海道縦断ツーリングのレポート

 

1. タイヤ・ホイールの着脱方法

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TB1eのタイヤ・ホイールの着脱に必要となる工具は以下の通りになります。

 

・15mmスパナ(推奨:ソケットタイプ)×1

・10mmスパナ(推奨:ラチェットタイプ、薄口タイプ)×2

・プラスドライバー #2 ×1

・マイナスドライバー 小 ×1

・タイヤレバー ×2

・ステンレストレー(推奨)

 

・前輪側

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まず始めに「15mmスパナ」を使用しハブナット等を取外します。次に前フォークのマウントに固定されているボルトを「10mmスパナ」で取外します。

 

注:取外した部品は紛失しないようステンレストレー等にまとめて下さい。特にTB1eの部品は特殊な形状・規格のものを使用しているので紛失すると入手に時間がかかります。

 

 

次にハーネスを保護しているカバーを「プラスドライバー」で取外し、「マイナスドライバー」でカプラーの接続を解除します。

 

次に前ブレーキを解除します。

 

車体を持上げると前輪が取外せます。前輪が外れた状態の自転車は不安定なので、なるべく壁に沿わせるような形で置いてください。

 

前輪を戻すのは逆の手順となりますが、注意点としては「部品の向き」があります。

・ハブナット→半透明のフリクションリングがある方が外側

・前フォークマウント固定ボルト→皿バネワッシャーは凸面が上向き

 

・後輪側

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後輪を取外す際の大まかな流れとしては、

(1)右側のハブナット・ディレイラーガード取外し

(2)ハイパーローラーブレーキの取外し

(3)左側のハブナット・スタンド取外し

(4)後輪の取外し

になります。

 

まず始めに「15mmスパナ」を使用しハブナットとディレイラーガードを取外します。

 

注:取外した部品は紛失しないようステンレストレー等にまとめて下さい。特にTB1eの部品は特殊な形状・規格のものを使用しているので紛失すると入手に時間がかかります。

 

次に「ハイパーローラーブレーキ」を取外します(マニュアル参照)。

 

左側のハブナット・スタンドを取外します。このタイミングで自立不可となるので、出先で作業を行う場合は自転車をひっくり返す等で作業が安定してできるよう留意してください。

 

後輪を外す際に注意が必要なのが「チェーン脱落防止カバーとワッシャーの順番」。紛失すると動作に支障が発生する可能性があるので気をつけてください。

 

後輪を戻すのは逆の手順となりますが、注意点としては「部品の向き」があります。

・チェーン脱落防止カバー→半円の方が外側

 

2. 荷物の積み方(バランスの取り方)

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荷物の積み方は様々な方法があり一例となりますが、イメージとしては「自転車の中心に近い方に荷物(重量)を集中させる」ようにしていきます。

 

 

自転車の中心は今回の場合「ボトムブラケット/BB」と仮定して、後輪側のサイドバッグに収納する荷物はBB側の底の方から重たく、利用頻度が低いと見込まれるもの(TB1eの場合は充電器など)から収納口側に向かって利用頻度が多く、比較的軽いもの(レインウェアなど)を収納していきます。

 

 

荷物の配分としては「後ろ側の割合をやや多めに、前側はなるべく軽く」がオススメです。

 

 

前側と後ろ側で決定的に違うのは「ステアリング/ハンドル操作」で、前側が重たい状態だとステアリング操作を常に緊張した状態で行わないといけないため、疲労の出方に差があります。

 

日常生活でも同様の事が言えますが、起伏のある海岸線や峠道も含めた一日あたり50kmから100km前後を「毎日走り続ける」自転車旅の場合、蓄積してくる疲労との付き合い方も重要になってくるので「なるべく疲れない走り方」を意識してみてください。

 

  

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