近年、自転車旅における
新たな荷物の積裁方法として
注目を集めている
バイクパッキング。
アウトドアギアの軽量化に伴い、
従来であれば、重たいテントは
リアキャリアに積載するのが
定石でしたが、
1kg前後の超軽量テントであれば
ハンドル周りに積載できるので、
積載の自由度が、
格段に高くなりました。
キャリア装着が難しかったマウンテンバイクや、
ロードバイクにも装着できるので、
荷物の量に応じて
バイクを選択することもできます。
上の写真は、福島駅から仙台を経由して、
気仙沼までの
2泊3日・東北縦断の旅のとき、
南三陸町で、一泊するため
宿泊先の民宿に向かう前。
必要最低限の装備であれば、
バイクパッキングで十分に収納できます。
バイクパッキングは、主に
1. フレームバッグ
2. サドルバッグ
3. ハンドルバーバッグ
4. トップチューブバッグ
(必要に応じて、その他のアクセサリーを追加)
の4つで構成されていますが、
すべてを装着する必要はなく、
荷物の量や、使用頻度に応じて
使い分けますが、
今回は、泊りがけの
バイクトリップであると便利な
2. サドルバッグ についてご紹介します。
サドルとシートピラーを支柱に
バッグを取り付けて活用するのは、
従来の自転車旅の方法でも、
もちろん定番ですが
予備チューブや携帯工具、ロックなどの
小物を収納するのがメイン。
バイクパッキングにおけるサドルバッグは、
従来、キャリアに装着していた
パニアバッグ(またはサイドバッグ)に
収納していたものを、
超大型のサドルバッグに収納するという
大胆な方法。
サドルバッグの構造自体も、
従来のサドルバッグと異なり
登山における収納で一般的な
スタッフバッグと、
それを収納する、ホルダー代わりの
サドルバッグと組合せて使用します。
なので、サドルバッグ自体には
収納能力はまったくありません。
また、スタッフバッグも
荷物の入れ方を工夫しないと、
バッグが垂れ下がったり、
ライド中に揺れたりして
不快な思いをすることがあります。
収納には、コツが必要になってきますが
以下は、私が東北縦断の旅で実践していた
収納方法になります。
底の方には、替えのシャツやインナー、
宿泊先に着いてから出番のスマホの充電器など、
出番が限定的で、かつ重たいものをなるべく
集中させて、重心を安定させます。
収納口側は、フレームバッグに収納したいけど
サイズ的に大きく、難しかったり、
取出しが手間になる
レインウェアやハンドタオルなど
トリップ中に出番があるもので、軽いものを
収納口側に配置していました。
まだまだ、パッキング方法には改善の余地が
あるとは思いますが、
可能な限り、自転車に近い方に
重たいものを集中させるのがコツです。
スタッフバッグは防水仕様なので、
しっかり封をすれば、雨水の侵入は
非常に少ないです。
一般的なスタッフバッグでも、サドルバッグと
組合せて使用できるので、荷物の量に応じて
使い分けるのも、
スマートな方法です。
ちなみに、このときは
スタッフバッグとサドルバッグとの隙間に
地図を挟んでいました。
紙の地図は、かさばり
バックパッキングの場合、
当初、収納場所に困りましたが
スマートフォンのマップ機能や、
GPSによるナビ機能が
充実してきている現在でも、
専門書ならではの、きめ細かい
情報が簡単に確認できるので、
デジタル端末と併用しています。
フレームバッグと併せれば、十分に泊りがけの
バイクトリップが可能。
バイクパッキングでの自転車旅デビューのお供に、ぜひ。
Blackburn
Outpost Seat Pack and Drybag
メーカー希望小売価格
税込み 17,270円
サイズ(mm):H420×W152×L203
容量:11.0L
重量:475g
相模原中央店 岐部
Homepage:http://seocycle-sagamihara.venus.bindcloud.jp/index.html