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2021年7月9日

【店長日記】シュワルベ マラソンの性能 - オーストラリア縦断の旅から考察(1) -

相模原中央店

 

ツーリング用タイヤの決定版として

名高いシュワルベ・マラソン。

 

「パンクに強い」という部分が注目され

近年では通勤通学での使用でも、

採用されることが

多くなってきています。

 

ただ、マラソンの重量は

700×32C で、640gあります。

 

他のパンクに強いタイヤでも、600g以下

というのは珍しくありません。

 

また、タイヤ自体もやや硬いため、

装着・脱着も一苦労するときもあります。

 

それでも、ツーリング用タイヤとして

現在でも愛されているのは、

「荷物を載せて重たくなってから、本領発揮。」

というのが、

実際に使い続けた感想であり、

支持されている理由だと思います。

 

 

タイヤ自体がやや硬いのは、

ひび割れに強く剛性の高いタイヤサイド。

 

回転時の変形を抑え、コーナーでもヨレにくい。

 

自転車を組み上げた当初、マラソンではなく

今より太い、26×1.75の

一般的なタイヤを装着していましたが、

 

キャリアにパニアバッグを

装着して乗り始めた瞬間から、

ふらふらする上に、進みづらかったので

 

ツーリング専用タイヤを調べて、

マラソンに履き替えました。

 

すると、タイヤ自体は細くなったのに

荷物を積んでもバランスが取れるようになり

安定感が出て、しっかり走れるようになりました。

 

それから、北海道一周、九州一周をして

1回もパンクせず、

次のオーストラリア縦断も、

マラソンで挑みました。

 

 

シドニーから出発し、ケアンズまで北上する

直線距離で、2424kmの

オーストラリア縦断の自転車旅。

 

 

初めてのパンクは、

Port Macquarie(ポート・マッコリー)の

バックパッカーズで一泊後、

 

翌朝、出発しようと思ったら後タイヤがパンク。

細い針金が刺さっていたので、

ひと晩かけてゆっくり抜けたような感じでした。

 

 

道の雰囲気は、こんな感じ。

 

日本でいうところの「国道1号線」で、

この区間は、数十キロ走ってあった

ガソリンスタンドで休憩が

パターン化していました。

 

 

2回目のパンクは、ケアンズ目前の

Misson Beach(ミッションビーチ)の

バックパッカーズで一泊後、

 

翌朝の出発前に、

1回目と同じような穴が空いていたので、

チューブを交換して対処。

 

 

夜、一時的な停電になった

ハプニングもあり、

ロウソクの灯りで対応したのも

今となっては、いい思い出。

 

 

熱帯地域ということもあり、

スコールも日常茶飯事。

 

豪雨の夕方、ケアンズに到着して

サイクルメーターを確認したら

走行距離は 2837.9kmでした。

 

28日間のチケットしか取れなかったため、

1日で走る距離は

120km から150kmを、

 

ほぼ毎日、

衣類、飲料、食料、キャンプ道具を

載せて走って、パンクは2回だけだったので

マラソンでよかったと

改めて思いました。

 

つづく

 

相模原中央店 岐部

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