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2021年7月19日

【店長日記】ネスト トレイズXC 納車までの小話 - このように組立てました -

相模原中央店

 

前回、ご紹介させていただいた

ハイスペックなアルミクロスカントリーマシン、

NESTO TRAIZE XC

 

今回は、

そのときの組立ての様子を、

ちょこっと、ご紹介します。

 

 

ケーブル類の長さは、入荷時

少し長めになっていることがあります。

 

上の画像は、今回納車させていただいたもの。

下の画像は、入荷して仮組みしたときのもの。

 

 

ハンドルの角度、ブレーキレバー、シフトレバーの

位置を合わせると、

ブレーキホースが長く、たるんで

ハンドルと同じ高さまで来ています。

 

ステムの長さが長くなったりしたときに、

対応しやすいメリットはあるものの、

冗長な印象がするため、

 

現状のポジションに合った長さに

組付け直しました。

 

 

まず、マスターシリンダーの

ブレーキホースをとめているボルトを緩めます。

 

  

続いて、ブレーキホースを取り外します。

 

 

ブレーキホースをカットする工具と、

コネクティングインサートを圧入する工具を用意。

 

 

右がコネクティングインサート、

左がオリーブになります。

 

もともと付いていたものは、変形しているため

再利用はできないので、

 

ブレーキホースの長さを変える場合は、

コネクティングインサートとオリーブは

新しいものに交換します。

 

 

ブレーキホースを、適切な長さにカット後、

コネクティングインサートを圧入。

 

再度、マスターシリンダーに組付けます。

 

 

SHIMANO 純正ブリーディングキットの

オイルファンネルを取付けて、

フタをした状態で、オイルを入れて

 

 

キャリパー側もセットし、

キャリパー側のボルトを緩め、

 

オイルファンネルのフタを外して、

オイルをキャリパーへ流します。

 

キャリパーのボルトを締めて、

その後、しっかりとエア抜きを行ったら

完了です。

 

 

シフトワイヤーも、長さを再調整しました。

 

その際に、アウターケーブル内の

摩擦による抵抗の軽減、

サビ対策として、

浸透性の高いオイルを注油し、

 

アウターケーブルの切り口部分には、

水分・ホコリの侵入予防と抵抗軽減のため、

ケーブルグリスを塗布。

 

 

雨水や汗の侵入による影響が大きい

ヘッドセットにも、ベアリング保護のため

グリスを追加しました。

 

以前、スポーツバイク講座・検定に参加したとき

ディスカッションの中でも、この話題があがりました。

 

 

シートピラーが、傷がつかないよう

ツボサンのヤスリ

細かいバリを削って落とし、

 

 

アルミフレームと、アルミ製シートピラーが

結合しないように、グリスを塗布します。

 

以上、このように組立てさせていただきました。

 

 

相模原中央店 岐部

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