今回は、お客様より修理のオーダーを承りまして、
そのときの作業の様子を
ご紹介させていただきます。
こちらが、作業前のバイク。
長期の出張先で使用されていましたが、
相模原に戻ってこられ、
後輪のスポークが折れてしまったので、
それの交換と合わせて、
ブレーキのワイヤーとパッドの交換、
バーテープも新調し、
リフレッシュさせるといった内容でした。
今回は、いくつかの作業内容の中から
ドロップハンドルのセンター出しについて
ご紹介します。
ドロップハンドルを
真っ直ぐにするにあたり
使用した治具はこちら。
シダエンジニアリング社製の
ハンドルアライメントチェッカー。
この治具を使うことで、
ステムが真っ直ぐになっているかと、
ドロップハンドルに取付けた
ブレーキレバーの高さが、
左右対称になっているか
ひと目で分かる優れもの。
実はこの治具、
すでに生産されておらず
現在は入手困難だそうです。
使い方は、
フロントフォークで
挟み込むようなかたちで、
治具をセットして使います。
今回は、ブレーキレバーの左右位置が
少しずれていましたので、
左右同じ高さに合わせました。
ブレーキレバーの位置も、
ブラケット部分に手を添えたときに、
手首が自然な状態(握手のような)に
しつつ、
下ハンドルを握ったときでも、
ブレーキレバーにちゃんと指が
届くようにセット。
あらためて、作業後のバイク。
フレームは、ROMANI。
ヴィンテージ感あふれる
イタリア製のモデル。
ブレーキアウターのカラーを
グレーからホワイトに変更。
フレームのサブカラーと合わせることで、
より洗練された印象に。
クランクは biopace(バイオペース)。
現在の ROTOR に代表される
楕円形チェーンリングの先駆け、
当時のシマノの意欲作です。
・ ・ ・ ・ ・ ・
オーナー様、
この度は修理のご依頼と、
ブログ掲載を快諾していただき
ありがとうございました。
作業完了後、
試乗してご確認いただき、
「ブレーキレバーが握りやすくなって、乗りやすくなった。」
と、気に入っていただけて
よかったです。
またの機会がございましたら、
そのときは、よろしくお願いします。
相模原中央店 岐部
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