以前、在籍していた店舗で
お買い上げいただいた
r&m(現 Pacific)の BD-1。
購入していただいてから、
かれこれ、8年間お付き合いさせていただき、
今回、スプロケットのトップギアが
消耗してきたので、
経年劣化で傷んできていた他の部品と
併せて交換させていただきました。
Capreo(カプレオ)は、
以前にシマノが販売していた
小径車向けコンポーネント。
小径ホイールに適した
コンパクトなブレーキシューなど、
様々な特長がありますが、
その中でも、トップギアが
9T という、非常に小さいものが採用されていて
スポーツバイクでよく使用される
一般的なギア比では軽すぎるという
小径自転車の課題をクリアするものでした。
ただ、トップギアは漕いだ力を
多く受け止める反面、
削れやすいという弱点もあります。
スプロケット一式を
交換する方法もありますが、
カプレオは生産終了品のため
入手は非常に困難。
ただ、今回は 9T のトップギアのみは
取寄せできたので、こちらを交換しました。
ちなみに、カプレオのスプロケットを
取付けるためには、
カプレオのハブである必要があります。
理由は
フリーボディが通常よりも
小さくなっているので、
他のハブとの互換性がありません。
スプロケットを取付けるロックリングも
一般的なスプロケット脱着工具は
使えないので、注意が必要です。
無事、スプロケットの交換を終えた後は
経年劣化で傷んでしまった部品の交換に
取り掛かります。
今回、交換にあたり使用する部品は
全て一任していただきましたので、
オーナー様のライディングスタイルを
考慮して、タイヤを
シュワルベのマラソンレーサーに
交換させていただきました。
オーナー様は、こちらのBD-1で
ロングライドもこなされるので
パンクに強く、かつ重量が軽いタイヤが
適していると考え、
マラソンレーサーにさせていただきました。
スポーツタイプの折りたたみ自転車・ミニベロの場合、
タイヤ・チューブ交換の際は、
一緒にリムテープの交換を推奨しています。
チューブにかかる圧力が高く、
上の写真のような跡がつきやすくなっています。
このチューブに付いた跡が、
まれにパンクの原因ともなることがあります。
もちろん、今回しっかり交換させていただきました。
元のタイヤの重量が 420g に対し、
マラソンレーサーは 340g と、
同じ 18×1.5 でありながら、
80g の軽量化になりました。
他にも、ブレーキワイヤーやブレーキパッド、
シフトワイヤーを交換し
全体のチェックを行い
安心して走れる状態にさせていただきました。
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オーナー様、いつもありがとうございます。
当店は、ご自宅より離れていますが、
ご来店して頂き、感謝しております。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
相模原中央店 岐部
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