以前、快適通勤仕様へのカスタムでご紹介させていただいたTB1e。その後も少しずつ様々なカスタムをさせていただきました。
ウィンカー機能付きテールライトを装着し、シートピラーをカーボン製に交換したり、
ブレーキを制動力の高いシマノ製に交換し、さらにカードリッジタイプのブレーキシューに交換したり、
ペダルをベアリング精度、耐久性の高い三ヶ島・シルバンツーリングに交換したり、
10Speed化したりと、順調にバイク全体の性能向上を楽しみながら果たしてきました。
(この辺りについてはinstagram、Facebookでご紹介させていただきました)
そして今回、ご紹介させていただくのはハンドル周りの軽量化及び快適性の向上です。
ハンドル周りを軽量化する前の車体重量は25.75kg。通常状態の車体重量は22.4kgで、前バスケットや後ろキャリア、各種オプションパーツの追加で重量が増加しましたが、高性能パーツへの交換で重量が下がった部分もあり、今の車体重量に落ち着いていました。
少しでも軽くしつつ、より疲れにくくするのが今回のカスタムの狙いです。そして今回の交換対象になったのは、以下の部品です。
簡単にですが、ご紹介させていただきます。
ハンドルはタイオガ・ロングホーンフラットカーボンフラットバーをチョイス。カタログ値では165gだったので、おそらくハンドルバーの端の部分の重量がうまく計測できなかった可能性がありますが、いずれにせよ100g台の軽量ハンドル。
軽さだけでいえばスカンジウム製でさらに軽量なのもありますが、カーボンの振動減衰性による快適性の向上に期待して今回はカーボンハンドルにしました。
カーボンハンドルの長さは75センチで、元のハンドル幅が57センチ。今回は元のハンドル幅と同じにしたのでさらに軽くなっています。
元のハンドルの重量はこちら。こちらもカーボンハンドルと同じ方法で計測したので重量はもう少しあると思いますが、計算上はこれだけで134gの軽量化になります。
ステムは軽量パーツで定評のあるKCNC・フライライドの70mmをチョイス。重量は100g切り目前の軽量でありながら、1万円以内で購入できるコストパフォーマンスに優れたステムです。
元のステムの重量はこちら。計算上は69gの軽量化になります。
ヘッドスペーサーはBBB・ウルトラスペースをチョイス。元のヘッドスペーサーの高さが30mmだったので、20mmと10mmの組合せでたったの10g。シートポストとハンドルバーがカーボンになったついでに、ヘッドスペーサーもカーボンにしましょうという感じで決まりました。
元のヘッドスペーサーの重量はこちら。計算上は11gの軽量化。割合で言うと約52%の減量です。
グリップはギザプロダクツ・バーエンドエルゴグリップをチョイス。今回ここだけは重量増になりますが、手のひらとの接触面積が大きくなり、バーエンド部分でポジションが増えるので、さらなる快適性向上のためのカスタムです。
元のグリップはこちら。以前にエルゴノミックデザインのグリップをオススメさせて以来、愛用していただきました。128gの重量増にはなりますが、快適性は大きく向上します。
計算上は86gの軽量化+ハンドルエンドを19cmカットした分35g=121gの軽量化になるはずですが、結果は果たして。
今回のハンドル周りの軽量化及び快適性の向上を経て、トータルでの車体重量は25.0kg。何故か計算上より軽くなりましたが、少なくともハンドル周りは今までより120g近く軽くなり、路面からの振動も抑えてポジションも増えたので、ハンドル操作はラクになります。
今回のカスタムで手をつけなかったのはブレーキレバー。ブレーキレバーを性能のよいものに交換すると、操作性の向上が見込めますが、TB1eの左ブレーキレバーは回生充電対応になっているので、一般的なものにすると回生充電が働かなくなります。
だいぶ耐久性・実用性・快適性を極めて来ましたが、今回はここまで。次のカスタムの打合わせも進行中です。
オーナー様、いつもありがとうございます。
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