今回はいつもお世話になっているオーナー様のTB1eカスタムに、"ヘッドセットの王様"ことクリスキングのヘッドセット、軽量でカラーリングが豊富なリデアのVブレーキ、ディレイラーのプーリー、前回交換したステムと同じKCNCのシートクランプ、後ろのローラーブレーキをフィン付きのタイプに交換するカスタムをさせていただいた様子をご紹介します。
【目次】
【過去のカスタム】
>> 【カスタム】ブリヂストン TB1e 快適通勤仕様 その1 - 純正品の前バスケット・後キャリアを取付けて、快適な通勤をサポートするオプションパーツを取付けました -
>> 【カスタム】TB1e 快適通勤仕様 その2 - ハンドル周りの軽量化をすると、どのぐらい軽くなるか検証してみました -
その後、カーボンハンドルや軽量ステムに交換するなどのカスタムを行いました。
今回のカスタムのメインとなったクリスキングのヘッドセット交換。クリスキングはその名の通り、"ヘッドセットの王様"と呼ばれることもあり、ずば抜けた耐久性となめらかな回転、工作精度が非常に高いのが特徴。
「クラッシュしてフレームがフレームがダメになっても、ヘッドセットは大丈夫。」
「バイクを乗り替えるときは、ヘッドセットも移し替える。」
など、私がスポーツバイクを始めた頃からマウンテンバイクの世界を中心に数々の伝説があります。
一生モノのヘッドセットですが、それに見合った価格になっていること以上に、流通量が多くなく入手が困難ということで、まさに高嶺の花といった存在。
特に近年はCOVID-19の影響を受け、日本への入荷が非常に制限されています。
そんな希少なクリスキングのヘッドセットですが、様々な方からのご協力により入手することができました。この場を借りてお礼を申し上げます。
クリスキング・1-1/8アヘッドセット用の重量を測定してみたところ、127gでした。
クリスキングのヘッドセットは高精度でできているため、フレームにヘッドセットを圧入する際もベアリングの回転性能に影響が出ないようにホーザン製の専用アダプターを使用します。こちらもご協力いただき、今回のセッティングに使わせていただきました。改めてありがとうございます。
クリスキングのヘッドセットをインストールして、ワンポイントのブルーが映えるようになってきたので、ブレーキのさらなる制動力アップと軽量化、カラーコーディネートも兼ねてRIDEA（リデア）製のパーツでカスタムしました。
リデアはアルミ系パーツが得意な台湾のメーカー。今回のカスタムで使用したVブレーキやプーリーなど、クロスバイクに合うパーツを多く取り扱っています。
製品に対するこだわりも凄く、今回使用したVブレーキはCLV2というモデルで、CLVという一見同じVブレーキがありますが、メーカーに違いを確認したところ、「表面処理の違いで、CNC加工のエッジが効いているのがCLV2です。」と正直、性能にほとんど影響しない部分まで作り分けています。
重量も構成部品を足して91gとかなりの軽量。
Vブレーキパッドもカラーカスタマイズ。重量は53g。ここは少し"外し"でゴールドをチョイス。
プーリーはVブレーキパッドに合わせてゴールドを選択。10T、11T用の2種類がありますが、TB1eカスタムは10Speed化したので11Tになります。重量は18g。
前回シマノのVブレーキに交換しましたが、さらなるグレードアップ。
クリスキングのヘッドセットと色合いが似ているため、統一感も出てカッコよく仕上がりました。ブレーキを交換して試し乗りさせていただいた感想としては、シマノからさらに制動力が上がった印象です。
今回交換したプーリーは、いわゆる"ビッグプーリー"ではありませんが、変速性能を維持する観点や、フロントギアはシングルのためアウター×ローということもないため、見た目の華やかさとちょっと静かになる点で良かったと思います。
ここまでカスタムを極めてきたので、シートクランプも少し軽量化とカラーコーディネート。リデアと同じく台湾の軽量パーツメーカー・KCNCのシートクランプをチョイス。重量は27gです。
前ブレーキをカスタムしたので、後ろブレーキも制動力アップを図り、多少の重量増になるもののフィン付きローラーブレーキに今回交換しました。
一般自転車でよく採用されているローラーブレーキですが、実は上位グレードが存在します。ただ通常販売している自転車に採用されていることはほとんど無いため、知る人ぞ知るみたいな部品です。
納期の関係で今回チョイスしたのは、シマノ・BR-C3010 140mmというミドルグレードのフィン付きローラーブレーキ。一般自転車によく付いているものがエントリーだとして、さらに上位の"ハイパーローラーブレーキ"なるものがハイエンドとすれば、今回交換したのは真ん中のグレードになります。
その特徴は放熱性を高めるフィンで、車体重量がある電動アシスト自転車で坂を下る際、ブレーキをかけて発生する熱エネルギーを効率よく放熱して安定した制動力を得られる代物です。
改めて今回のカスタム後の全体図。カスタムできそうなところは一通りカスタムしました。とは言え、次のカスタムも考えていてまだまだ続きそうです。
当店で取扱っている通勤・通学・お買物用途に向いた自転車のまとめです。
当店で取扱っているスポーツバイクのまとめです。
当店で取扱っている電動アシスト自転車のまとめになります。
ご縁があって納車・修理・メンテナンスをさせていただいた、皆様の大切な愛車の記録です。
Homepage：http://seocycle-sagamihara.venus.bindcloud.jp/index.html
instagram： www.instagram.com/seo.sagamiharachuo/
TOP
お知らせ
休業日のお知らせ
セオサイクルブログ
セオサイクルとは
自転車を探す
店舗を探す
アフターサポート
イベント
リコール情報